ご挨拶

 第17回日本脳腫瘍の外科学会の開催にあたり、御挨拶申し上げます。今回の学会を開催するに当たり、横浜市立大学医学部脳神経外科学教室員一同、大変光栄に存じますと共に大きな責任を感じつつ鋭意準備を進めております。

近年、科学技術の進歩により脳腫瘍に対する外科治療は様々な治療戦略が構築されつつあります。術中モニタリングや画像誘導手術、術中支援装置などをはじめとするテクノロジーは治療成績の向上に大きな役割を果たしてきました。

一方で更なる発展の為には、過去の成績を再度検証することでテクノロジーの位置づけをより明確化させる必要性があります。その為、本学会の主題は[テクノロジーの検証]とさせて頂きました。多くの先生方の御発表をお待ち申し上げます。

会長 川原信隆

 学会は平成24年9月7日から8日の2日間を会期とし、ホテルニューグランドを会場として開催いたします。更に9日には同会場において脳腫瘍関連4学会連携の教育セミナー[傍鞍部腫瘍の診断と治療]を併催いたします。

初秋の横浜は穏やかな気候であり、山下公園、中華街、元町など観光名所への散策は会場から徒歩圏内にて可能であります。また会場は1927年に創業した伝統的なホテルであり、学会の合間には古き横浜の風情を味わっていただけるものと存じます。多数の先生方の御参加と活発な討議にて学会を盛り上げて頂きますようお願い申し上げます。

第17回日本脳腫瘍の外科学会 会長
川原 信隆